エステ猿

メンズエステ情報と口コミ体験談

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管理人のエステ体験日記

C県 某日本人エステ ※閉店
罪深き自由

  • 日本人
  • 一般

 90分コースで「うつ伏せ」のみ。貴方は耐えられるだろうか?
 
 独自のユニークな施術があるわけでも、セラピストがプロフェッショナルな手技を繰出すわけでもない。小手先の器用さと少々人より整ったルックスのみでメンズエステ業界を渡り歩いてきたと思われる自称「エステ経験者」の、さして上手くもない施術を受けての話である。

 
 まず指圧が長い。それは尋常でない長さ。余裕で30分以上は経過したと思われるのに、まだ下半身序盤の右足を指圧しているのである。右足だけで既に10分近くの時間を使っているのだから、左足に移っても最低10分は要するだろう。少なく見積もっても40分。シャワーの時間を除いて施術時間が約70分とすると、半分以上が指圧になってしまう。
 
 指圧が嫌いな訳ではない。が、上手からず下手からずの指圧を長時間受ける為に、90分1万円以上も支払った訳ではないのだ。
 
 施術中の会話はあったが、どちらかと云うとリラックスを邪魔する話題を投げつけてくるし、セラピストはお世辞にも品のある話し方ではない。

 
 退屈だ。退屈すぎる。
 不安だ。不安すぎる。
 
 帰りの電車内でデスペレートな気分で俯いている自分が想像できて、怖い…
 
 
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 基本的に初回の訪問時は黙って施術を受けることにしているが、さすがに私も痺れを切らした。体内時計で10分を経過しても続いている右足の指圧中にオイルマッサージへの切り替えを希望する。セラピストは私の希望を受け入れる。
 
 ド下手ではないのに、全く気持ちが良くないのはオイルマッサージに入ってからも変わらない。まるで癒されもしない。太ももから臀部にかけての施術など悪くないはずなのだが、どうしても気分が乗らない。エステに対して不感症になってしまったのではないかと、自身の感度に疑心暗鬼にすらなってくる。
 
 両足のオイルマッサージを終えると背中へ移る。残り時間は10分か15分か、もう僅かであろう。背中のオイルなど不要と思うが、黙って施術を受ける。足へのオイルマッサージ同様、ド下手ではないのに癒されず。背中のオイルと云う、魔の退屈を乗り切ると、ようやくリンパマッサージが始まる。ひょっとしたらこのままリンパマッサージ無しで施術が終わるのではないかと不安であったが安堵する。

 
 ソケイ部(太もも付け根)へセラピストの手が伸びる。
 
 これは・・・
 なかなか気持ちが良い・・・
 
 常にうつぶせ状態で負担がかかり、限界寸前だった腰も思わず浮く状態に。指圧はあんなに長いのに、うつ伏せでのリンパマッサージは1~2分程で終了。仰向けでの巻き返し、終わりよければ全て良し的展開を期待(何も過度なサービスを求めているわけではないのだが…)。

 
 一旦退室し、蒸しタオルを持ってきたセラピストは「熱くないですか?」と熱さ加減をうかがう言葉の一つもなく、背面のオイルを拭き取る。セラピストは乾いたタオルを手に取り広げ、私が仰向けになる際の目隠しに使用する…と思いきや、私の背中にタオルを掛ける。

 
「シャワーの準備をしてきます」

 
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!
 

 ここまではありがちな話であろうか。
 セラピストとの相性が悪く、「運が悪かった」の一言で片付ける類の話かもしれない。
 
 しかし・・・

 
 私はセラピストに尋ねた。
 
―― いつもこのコースだと仰向けの施術は無いの?
 
―― 施術前に(仰向けの施術も希望と)言ってくれれば・・・
 
 それこそ施術前に言って欲しいものである。初心者で時間配分が失敗に終わったと素直に認めるなら許せるんだが…私は努めて冷静に施術への疑問点を聞いただけなのだが、セラピストはクレームとでも取ったのだろうか、まるで開き直ったように言葉を重ねる。
 
―― 私なんて「まし」な方で、最後の(リンパの事と思われる)マッサージをしない女の子も・・・
 
 仰向けが無いのがデフォルトなのか聞きたかっただけなのだが、有り難い情報をくれた。これはセラピストに感謝すべきかもしれない。
 
 施術環境も悪くないし、他のセラピストでもう一度くらい訪問しても良いかと考えていたが、無駄金を使わずに済んだ(更には、毒を食らわば皿まで精神で延長も考えていたが興醒めした)。
 
 このセラピストの施術が「まし」な方かは甚だ疑問だが(エステで重要なのはリンパだけではない)、ほとんどの時間を退屈を通り越し苦痛で終えた上、この料金でリンパマッサージの有無すら定かではない店舗ならば、二度目は無いだろう。
 
 
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 セラピストの裁量で施術が変わるメンズエステ店を全否定するつもりはない。中には精鋭ぞろいの優良店もあろう。はたまた経験者故、研修や指導を行わずに施術内容を任せているのかもしれない。
 
 しかしながら中途半端な器量の、ホスピタリティーすら乏しいエステ経験者に「自由」を与えることは、棺桶に片足をつっこんだ爺婆にママチャリを与えるようなもので、非常に危なっかしい。そんなセラピストが在籍しているのは客側からすれば、リスクだと思う。それは最終的に店舗側にも経営の大きなリスクとはなるまいか…

 
 店舗の規模で優劣をつけるつもりは全く無いが、メンズエステ大手系列店等が行っている研修、指導によるシステマティックな施術の流れが、一定の「安心感」を客に与えていることは疑いきれぬ事実である。(その安定感が好みであるかは別の問題だが。今回の店舗は大手系列店ではないが、個人店でも研修指導の行き届いた優良メンズエステは多数存在する)
 
 恐らく今回のセラピストに悪意はないのだろうが、かえってたちが悪い。未経験で不器用でも一生懸命なセラピストの方がどれだけ「まし」なことか…。また、完全にやる気の無い店舗やセラピストの方が道義的には問題だが、そのような店に訪問してしまった時の方が私自身の立ち直りは早いかもしれない。
 

 残念ながら、今回のようなセラピストは少なからず存在する。しかも、かようなセラピストが何らかの事情で退店したとしても、楽に他店に移ることが可能だろう。
 
 そこそこのルックスと小手先のテクニック。それは常に人材不足のメンズエステ業界において、一部のオーナーや店長には「即戦力」として魅力的に写ることは想像に難くない。そこが安易に「自由」を与える店舗だとしたら… 負のループは延々と続くだろう。
 
 それを想うと、遣り切れなくなる。
 
 
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 今回の訪問で受けたダメージは、地味だが根深い。
 柔らかな棘が刺さったように、じわじわと私の心を攻撃する。
 
 メンズエステの光と影。
 今の私の心は、影の部分に侵食されたようで新規開拓しようにも腰がとてつもなく重い。
 
 うつ伏せが長すぎて、腰を痛めたせいかもしれないが。
 

コメント

  • チャイで何度かダメダメな店ありましたが、撫子でもあるのですね。
    埼玉界隈は、チャイ・撫子含めて、全滅ですよ。

    2013/06/11 21:59 | アツシ

    • 国籍やエリアに関わらずダメダメな嬢や店舗は存在しますね。
      思い出したくもないですけど、忘れてもいけないんでしょうねぇ…

      2013/06/11 23:44 | エステ猿

  • その店、私が知っている店とそっくりですねぇ(笑)
    感じた脱力感もまったく同じで(笑)
    そう、C県の…まぁいいや(爆)

    この商売に対する姿勢が、施術に現れています。客は鴨背負ったネギだとなめてると、いずれ泣きを見ると思うけどなぁ…
    断言しますが、そんな店は時間の問題です。気を落とさずに!

    2013/06/06 23:42 | レイジン

    • コメントありがたいです。
      大人の事情でコメントの一部を削除さしていただいた無礼をお許しください。ビンゴなもので…
      脱力感を表現できたことが唯一の救いでしょうか(笑)
      そうですね、気を取り直して頑張ります。

      2013/06/07 02:46 | エステ猿

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