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ぼくがエステに嵌った理由(2) ~新宿。ソケイブの衝撃~

※ この記事は旧ブログから転載したものです。尚、再録にあたり、句読点・文章の不備・伏字の撤回などの一部修正と、最低限の加筆を施しました。(初出:2012/02/22)
 
前記事≫ ぼくがエステに嵌った理由(1) ~追憶。2004~

 

新宿『健!工房』
 

ぼくは『健!工房』に初めて足を踏み入れた。
 
そこは西武新宿駅近くにある現『新宿一号店』(当時は違う屋号であったかもしれないが、そこまでの記憶はない)。
 
以前からこの界隈、というよりも真隣に受付所のある手コキ風俗店に頻繁に通っていたので『健!工房』の看板は何度も目にしていた。
 
手コキ風俗店での料金は、短いコースであればプレイルーム代を含めて総額5~6千円で済む。当時のぼくには、“マッサージだけ”に、風俗店以上の金額を出すことは考えられなかった。
 
しかし、手コキ風俗店に通い続けても以前のような悦びを得ることが難しくなってきていたし、何より身体がとても疲れていた。この二つが入店するきっかけになった次第である。

 
* * * * *
 

指名をせずについた嬢は中肉中背、若干目のつり上がった小姐(中国語の「お姉さん」)。茶色に染めた髪をゴムで纏め上げていたから目がつり上がって見えたのかもしれない。歳は20代後半ぐらいだろうか。スリットの入った膝丈程度のチャイナドレスを着ていた。

 
カーテンで区切られた施術室にて、小姐に手渡されたTバック型の紙パンツを生まれてはじめて穿いた。前後がわからず適当に穿いた。ギャランドゥーは多少はみ出す塩梅になり、恥ずかしい気持もなくはなかったが、それ以上にこの紙パンツの面積の小ささに、よからぬ妄想を抱いたことを覚えている。

 
紙パンツ
 

指圧が終わると、足のオイルマッサージに入る。
疲れた身体が解されていく充足感を感じていた、その時!
 
太腿の付け根に、小姐の手が伸びた。
 
まだそんな言葉の存在すら知らなかったが、鼠蹊部(そけいぶ。腹部と接する下肢の内側。もものつけね)へのマッサージである。意図的であるかどうか分からないが、小姐の手はぼくの睾丸にしばしば当たっていた。

 
ぼくは激しく勃起した。
 
どんな店か知らずに入った店で、意表を突かれた刺激で、激しく勃起してしまった。
 

はじめて経験する快感・・・
 
アジアンエステには、新宿や中央線沿線にて数回だが訪問した経験はあった。それらの店は全て最後に性的サービスを有するお店で、ぼくもそれを期待し、多くはアルコールの入っている勢いで入店していた。脱いだり脱がなかったりする違いはあるにせよ、おざなりのマッサージの後に直線的な刺激を与えるというシステムの店ばかりだった。
 
要するに風俗店との認識で訪問しており、マッサージを求めたことは一度も無かった。
 
今までのアジアンエステとは、全く異なる未知の刺激。
決して果てることのない、ジワジワと脳を沸騰させるような悦び・・・

 
店を後にしたぼくは、疲れも取れ、更には予想だにしなかった新たな快感を知ったことに大きな満足を覚えていた。
 
しかし、悲しいかな若い雄である。
 
その足でいつもお世話になっていた手コキ風俗店に直行しようかと考えた。だが、万が一相性の悪い不愉快な嬢に当たり、折角の良い気分を壊されることを恐れた。結局そのまま帰宅し、自らを汚した。
 

* * * * *

 
数日後、前回のマッサージが忘れられなかったぼくは、再びこの店に訪れる。
 
今度はHPの小姐の写真をチェックし、写真指名を試みた。前回の小姐は技術は素晴らしかったが、見た目は好みではなかった。そこで年齢が若く、ショートカットで笑顔が素敵な小姐を見つけ写真指名をした。
 
かなり美化すると、相武紗季さん系の小姐。
 
チャイナドレスも良く似合うスレンダーなスタイル。ルックスは大変気に入った。

 
チャイナ服のアジアンエステ
 

しかし、マッサージを受けてみると、前回の嬢と技術が大きく異なった。
パンチもニアミスもないのである。
 
経験の絶対量の差もあろうが、それよりも要点である鼠蹊部へのマッサージで快感を得ることができず、非常に不満が溜まった。
 
それでもこの小姐を指名して3回、4回と通った。若い小姐故、マッサージ技術不足は致し方ないのかもしれない・・・。なぞと考えたといえば聞こえは良いが、実を言うとこの頃、小姐と仲良くなってデートを楽しんでいることを公言するブログも目にしていたから、あわよくばの気持もあったことは認める。なにせお顔は可愛いのである。
 

しかし何度かのメール交換をしたものの、ぼくに店外で小姐と会う器量はなかった。
 
メール交換というのは営業戦略の一環なのかもしれないが、この小姐に関してはそれはほとんど無かった。店に来てくれとは一度も言われず、他愛無いやりとりを数回したのみ・・・
 
ぼくの身なりや余裕のない言動から懐具合を勘ぐられたのか、はたまたこの小姐が営業に馴染めずにいたのか、更には既に十分の指名客があったのか、それ以外の理由か・・・今となってはわからないが。
 
自然と小姐とのメールのやりとりも無くなっていった。
 
当時のぼくは、同じ店舗でほかの嬢を指名することは失礼だと思っていた(その後、気に入った店舗ではほぼ全員の嬢に入らなければ気が済まぬ、極上の回春嬢を求めて彷徨う狂い咲いた一時期もあったが)。これを最後に、今日まで同店には足を運んでいない。

 
だが、同店で知った快感を忘れることなど、できるはずもない。
 
ぼくはその後、新たなお店を探し始める。
 
≪ 未完 ≫

 
2013/11/26追記
昔話にどれだけの価値があるのか分かりませんが、旧ブログの中で読まれることの多かった記事なので、当サイトに再録することにしました(旧ブログ閉鎖を検討していることもあり)。
 
この後、新橋のアジアンエステを経て、私は五反田の回春マッサージ店に辿り着くことになります。
 
ビデオBOXや健工房でのソケイブ施術を遥かに凌駕する、それは驚愕の体験でした。施術後に足が痺れ、しばらく歩くことすらできずにセラピストに迷惑をかけた事を今でも思い出します。
 
もし五反田の回春店に巡り会わなければ、今とは全く違う人生があったと、私は断言できます。無論、エステ猿を運営することもなかったでしょう・・・

 

コメント

  • お初です。この記事とても共感です。わたしは最近鼠径部に目覚めました。
    同じく健 工房です。
    リラックス目的で行ったのですが、思いもよらず、脳へ刺激が入りました。
    今度ともよろしくお願いいたします。

    2013/12/04 07:52 | ピロタロ

    • コメントありがとうございます。
      そうですか、同じく健で鼠径部に目覚めてしまいましたか。今後の幸運をお祈りいたします(笑)
      「思いもよらず」というのもポイントですよね。慣れてくると「思いもよらず」になかなか巡り会えないのが寂しいところです。
      こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

      2013/12/04 12:01 | エステ猿

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