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メンズエステ投稿体験レポート

シークレットスペース(新越谷) ※閉店
80分 13,000円(入会金/OP各+1,000円) 2013年11月下旬 訪問

投稿: さん | 2014/01/07 UP | 「シークレットスペース(新越谷) ※閉店」のサイト

美女によるエステで心身ともにほぐされてから眠ることこそ世の黄金と信じてやまない。
 
また、「暇な時間帯に来てくれてありがとう。せっかくだし多めにサービスしちゃおうかな」というエステティシャンの心意気を信じてやまない。
 
ゆえに平日深夜のメンズエステを我が主戦場とみなし、高速乗ってでも駆けつけている。
 

そして訪れたのが越谷。オール日本人5時まで営業の、その名も「シークレットスペース」。
 
初めて訪れるその地は、南越谷と新越谷の駅舎とがL字に屹立する、ほろ酔うコワモテのお兄さんたちがたむろする町であった。

 
……考えてみれば、エステ巡りを始めてからというもの、知らない町に訪れる機会が急激に増えた。
 
エステ店初訪問こそ冒険に違いないが、見知らぬ町を歩くのもまた冒険であろう。エステ好きは冒険好きなのかもしれない。そんな性分に生まれた僕なのだから、許してください。私は誰に謝っているのだろう。いや、たくさん思い当たる……
 
そんなおセンチな戯言はともかく、レポートします。

 
一言であらわすと、「勘違いエ○」でした。
 
予約の電話は男性。明らかに買い出し中の店舗内での携帯電話から。口調は優しいのでオーケー。
 
場所は我が好物、オートロックマンション。大通りに面している。しかし一階に客商売やる店があったりして、深夜だからよかったものの、昼間などは背中が恥ずかしいかもしれない。
 

迎え入れてくれたのは、若いエステティシャン。黒い半袖に黒のキュロットを穿いた、細身ですらっとした体躯のロングヘアOLさん風。美人ではないが、美に気を払っているらしいことは好感が持てた。入った瞬間にかち合った警戒を露わにした目つきからして、20代前半に相違ない。やった。
 
ホームページ店内写真を見て、「なんだかごたごたしていて、汚えな。汚えんだろうな」と施術室には端から期待していなかったが、薄暗さも手伝ってか、狭いながらも案外こぎれいにまとまっている。撮影者が下手と知れて愛嬌に思った。

 
先に通され施術部屋に立つと、「えっとぉ……」と、髪の毛やらシャツの裾やら、あちらこちら摘みながら説明を始める。
 
この若ティシャン、どうやらプロ意識的気遣いをもろ出しする人柄ではないらしい。かつ、普段どおりの飾らなさ、つまりラフさを売りにべったり近寄ろうとする人柄らしい。
 
私としてはちょっと残念なタイプ。「俺たちアメリカ西海岸帰りのラッパー仲間か」と言いたくなる。が、そのダルそうな感じが板についてはいた。パウダー80分コースの対価お金を払おうとした。その時だった。
 
「あとぉ、オプションでー、もう千円出してくれたら施術中に下だけ○○姿になしますけどぉ。どうしますぅ?」

 
え?
もう?
もう、か!
もう、なのか!?
もう、破綻か!!
もう、エ○目的はありませんの嘘をばらすのか!!
 

私は驚きとともに、深く失望した。暗いはずの室内、ドラキュラを焼く聖なる朝日が差したかのような幻覚を見た。出鼻をくじかれた、とはまさにこの事。まったく、許しがたい。
 
そうして私は千円足して支払いを済ませたのであった。
 

シャワー室に行くと「ここで待ってますから~」と、セルフ。隅々までよく洗って出ると、待っているはずの彼女はおらず、ちょっとドアを開け、暗いがひとけのある方へ呼んでみたら、「ごめーん」と、慌てて現れた。
 
どうやらそっちに待機場所があるらしい。テレビが反映する青い光が壁にちらついていた。そう、意外にも、T型紙パンツ着用だった。

 
ところでパウダーには思い入れがある。若ティシャンにすら、「本当に、いいんですかぁ? 人によっては合わないみたいだけど」と念押しされたほどだが、私の日本人エステデビューは湘南台でのパウダー密着だった。

あの店はもう無いらしいが、素晴らしかった。あれ以来オイルにハマっているが、パウダーエステを探すともなく探していた。時には、某小岩のエステ店が「パウダー始めました」とホームページの表記、そそくさと予約をしたところ、「もうやってません」と断られもした。
 
パウダーは念願だった。だから越谷くんだりまで来たのだ。

 
でも、そのセンチメンタルは意外な形で裏切られた。最初から飛ばすんですよ。飛ばし過ぎ。最初からぞくぞくフェザータッチ全開で……
 
たとえるなら、高級フレンチレストランのコース料理で、いきなりメインディッシュ持って来られたような、とまどい。たとえるなら、孫悟空がザコ相手に最初から元気玉使って地球ごと吹っ飛ばしちゃうような、あっけなさ。たとえるなら、東京大学物語の第一話で「ここからずっと夢です」といきなり宣言しちゃうような、失望感。
 
エステって物語なんですね。起承転結・序破急、そういったドラマ的構成があってこそ、こっちも展開して嬉しいわけで。ジェットコースターは、ゆっくりじわじわ上昇するから怖いわけで。
 
たとえ好きもいい加減にしたい。が、勘違いもいい加減にしてもらいたい。擦りゃあいいってものじゃない。男の子だって心と体はつながっているのよ。

 
いや、せめてはじめの10分ないし20分は準備運動的なもの、指圧とかあるのかなー、と期待していたのが、間違いだったようだ。「○○姿になります」という出オチで薄々勘ぐってはいたが。
 
通ったわけではないから大勢を言う資格は私にはないところもあろう、が、まあとにかくこの若ティシャンは、本当に、パウダー80分コースは、パウダー80分。技という技、その畳み掛けにずっとぞくぞくさせられて……
 
あとはご想像どおり。生殺しには終わるはずないわけです。

 
物語性無視を、あえて譲って許すとしよう。あえて「犯されているみたい」と喜ぶとしよう。
 
しかし、この若ティシャン、許せなかった。
 
会話が終始、あべこべだったのだ。(意外にも会話はあった。それも世間話の類)
 
個人情報が絡むこと多いゆえあまりここでは言えないが、何か質問されて、応えると、すぐ否定してくる。で、いちいち説教された。私もひとのことは言えないが、自分語り止まらないタイプは、これだから面倒だ。
 
アヘアヘになっているあいだじゅう、ずっと世間話、というのも倒錯的でいい、とは思ってもみたが、なにか言うとすぐ否定されちゃうんだもん。凹んじゃった。疲れちゃった。

 
シャワーを浴び、また待っていなかった彼女に見送られ、コワモテのお兄さんたちも見当たらなくなった寂しい深夜の町から、私は逃げるように出て行った。

 
こちら、一から百までエ○炸裂を求める人には、おすすめしておきます。

 
※ 投稿者様(20代/エステ暦0~3年/初訪問)の評価であり、体験時の感想には個人差があります。
 
~管理人の気まぐれな一言~
 いつも投稿ありがとうございます。一部伏字にさしていただきました。m(_ _)m こちらを含め系列店(都内&埼玉)も、物語性を重視する方には向いていないという気がしますね。しかしまあ、根強いファンがいるというか需要があるというか・・・各々がメンズエステに何を求めるかで、評価が割れるお店のように思いました。

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