エステ猿

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管理人のエステ体験日記

アンジュール・アネックス(中目黒) ※閉店
どうせなら清潔で可愛らしい女性に疲れを取ってもらいたい

  • 日本人
  • 一般

 ・・・という気分や体調のときに重宝する、純粋なメンズエステ。
 
 これは、池袋から中目黒に移転リニューアルした『アンジュール・アネックス』にお邪魔した私の感想である。
 
 
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中目黒駅 アンジュール・アネックス
 

 訪問前からオーソドックスかつ超健全志向のお店であろうことは、ある程度予測できた。が、池袋からの移転を機に料金を改定したように見受けられる。
 
 これは中目黒との賃料差によるものなのか、それともサービス内容になにかしらの変化が見られるのか。気になるところである。
 
 そしてまた、期待したいのはサプライズ。良い意味での裏切り。「真面目なお店なのに、こんなことまでしてくれるの? こんな遊び心もあるの?」そんな部分だ。

 
中目黒アンジュール
 

 予約時に指定された中目黒駅近くのスーパーマーケット前から電話を入れると、会ったことはないけれど恐らくクールまたはシャイと思われる女性が道案内をしてくれる。駅至近の、とあるマンションの一室。
 
 
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 お部屋のインターホンを押すと、今回指名した神田さん(26歳)ご本人がドアを開けてくれる。
 
 アロマの香りが鼻をくすぐる玄関で、タイトなTシャツにロングパレオを纏っている彼女は、にこりと微笑んだ。

 
中目黒アンジュール・アネックスの神田さん
 

 第一印象は、タイムマシン的なもので一緒に小学校の同級生となり、愛情の裏返しでスカートめくりなんぞをして彼女に軽く叱られたい、である。要するに、甘えたい。自分より遥かに年少の女性に、私はなんという妄想をしているのだ(疲れているのか)。
 
 可愛らしい女性である。といってもアイドル的なそれではなく、むにむにした白い二の腕や柔らかな身体のライン、素朴な笑顔、優しい声色なんぞを全部ひっくるめた雰囲気が可愛らしい。

 
中目黒アンジュールの店内
 
中目黒 アンジュールアネックス
 ※お店からお借りした画像です(盗撮ではありません)

 
 案内されたのは、間接照明やアジアンリゾートテイストの家具・装飾品などがちりばめられた、快適な完全個室。
 
 中央には穴あきヘッドレストつきのベッド。ヒートマット・エアコン・加湿器が完備されている。このお店のお部屋はあったかい。お茶があったかい。彼女の笑顔もあったかい。
 
 
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 --最近たまたま、真冬にヒートマットが無く部屋が寒かったり、季節感を無視したキンキンに冷えたお茶を出したりした某健全店オーナーがメンズエステについて御託を並べている記事を読んだのだけれど、苦笑した。施術や経営ポリシー云々以前の問題を放置して、なにがリラクゼーションだ--

 
アンジュールのメニュー
 

 床に膝をついた彼女のパレオが捲れ突如あらわれた健康的な太ももに少々ドキッとしたことを悟られないよう、ポーカーフェイスで注意事項のプリントされた書面にサインし、会計。
 
 このお店は、各セラピストによるオリジナルメニューが存在する。
 
 それは基本コースよりもやや割高になる。さらには1,000円引き+ネット指名無料のキャンペーンも適用されない。なので今回はオリジナルメニューのレポートだが、お気に入りのセラピストを見つけてからその方のオリジナルメニューを受けるほうが賢いかもしれないね。

 
 神田さんオリジナル「ストレッチング・ハーモニー」120分17,000円(指名料込)+「デトックス・プラス」10分2,000円(コース時間内オプション)で、総額120分19,000円也。
 
 べら棒に高いわけではない。健全店相場の範疇である。ただ、期待値や満足ハードルを多少あげてしまう料金でもある。
 
 
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 服を脱ぎ、貴重品ケースをかかえシャワーへ。昭和的風情あふるる風呂場でシャワーを浴び、トランクス型の紙パンツを装着。部屋に戻る。
 
 施術スタートです。

 
~ソフト整体経験者による「ストレッチング・ハーモニー」とは?~
 
 ベッドにうつ伏せになる。と、ハサミを手にした彼女はトランクス型紙パンツのサイドに深い切れ込みを入れる。ほほー。

 
 まずはタオル越しの指圧(揉みほぐし)から。
 
 身体を撫でツボをたしかめ、親指に力を入れる彼女。力加減も絶妙で、指圧よりオイル派の私でもウトウトしてしまう。足の裏もぐいぃ~っと押されたりるのだが、ほどよい”痛気持ちよさ”。
 
 聞くところによると、彼女はソフト整体店での勤務経験があるらしい。なるほど、実戦で鍛えられたのね。かような女性がメンズエステ業界に来てくれるのは本当に嬉しい。心のなかでありがとう。
 
 
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 長い時間をかけた背面全体の揉みほぐしを終えると、ベッドに乗りあがった彼女は私の足を手に取る。すると自らの胸元に抱くような格好で膝を曲げるストレッチがはじまる。おお、こういうのもあるのか。彼女の柔らかな身体の感触を、少ーしだけ味わう。
 
 これからどんなストレッチが待っているのだろう。と、ワクワクしていたのだけれど、一般的なオイル施術に移る。片方の脚だけタオルを外すと、彼女のオイルに塗れた手の平が、私のふくらはぎを滑る。

 
 あ、オイルも上手い・・・
 

 (我々サイドの)メンズエステ以外のリラクゼーション施設に勤務経験がある人は、やっぱり何かが違う。まだ若いからベテランの味とは言えないけれど、お金を取れるテクニックと思う。

 
 「脚を外側に曲げてください
 

 彼女の指示でカエル脚状態になる。早くもオプション発動のようだ。彼女の指は、私の鼠蹊部(太ももの付け根)に流れる。
 

 き、気持ちいい・・・(繊細ヴァージョン)
 

 中心部にはかすりもしない。が、ゆっくりと鼠蹊部のリンパを流すその繊細な指使いが、いい! それからカエル脚のまま、お尻の筋肉をほぐしてくれる。
 

 い、痛気持ちいい・・・(忘れていた味わいヴァージョン)
 

 よくよく考えると、カエル脚状態でお尻をほぐしてくれるセラピって、最近少ない。さわさわされたり、ゾクゾクさせてくれる施術はよくあるのだけれど、お尻を本格的にほぐしてくれるのは久しぶりのような気がする(そういうお店を選んでいる自分も悪いのだが)。
 
 
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 両脚を終えると、背中などのオーソドックスなオイル施術へ。室内に置かれたタオルウォーマーから取り出した熱い蒸しタオルで背面のオイルを拭き取ってもらうと、念願の仰向けに(うつ伏せが長くて、少し辛かったの…)。

 
アンジュール・アネックス 体験談
 

 仰向けは下半身を中心に。デコルテやお腹周りの施術はない。では、ストレッチはどうかと言うと、これもまたほとんどない。
 
 腰をひねるとか、タイ古式要素を取り入れたストレッチがあるものとばかり思っていたから、ちと拍子抜けしてしまった。ストレッチング・ハーモニーというより「指圧・ハーモニー」との呼称のほうがしっくりくる。コースメニューに「ストレッチ」と謳うからには、施術配分を再考したほうがいいのではないかしら…(生意気言ってものすごくスイマセン)。
 
 
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 とはいえ、不満というほどではない。神田さんは”いいこ”だし、指圧をはじめ各施術レベルも高い。ちと辛口に聞こえるかもしれないが、私はかようなエステが好きだ。彼女のようなセラピストも大好きだ。だから愛情の裏返しと思っていただけるとありがたいです。

 
~施術後に現れる、本格リンパマッサージの効能~
 
 その変わりと言ってはなんだけど、仰向けでもカエル脚(両脚)での、鼠蹊部リンパがある。真面目な本格的リンパマッサージだが、むろん心地よい。
 
 最後に、手の平(おそらく母指球と呼ばれる親指の付け根辺り)で鼠蹊部に体重をかけ、ぎゅーっと押してくれる。血流の流れを圧迫し解放する、ストップ&ゴー。リンパもぐんぐん流れてゆくことだろう…

 
痛くないですか?
「うん、大丈夫だよ」
 

 しょっちゅうリンパを流してもらっているから滞ってないんだよね。と思っていたが、私は間違っていた。お店を出てから約30分後、彼女の本格的リンパ流しの効果を全身で知ることになる…。
 
 施術終了。毎度のことだが、楽しかったり気持ちよかったりすると120分はあっという間。

 
アンジュール・アネックス
 

~本当にリンパが流れている、優雅な”気怠さ”を感じて・・・~
 
 茶髪ギャルばかりだと黒髪の少女が一際目立つように、普通のお店であることのほうが逆に目立つ。昨今は正統派よりも色気を重視したメンズエステが多数派を占める、そんな時代だ(どちらが良い・悪いと言いたいわけではない。どちらにも魅力はある)
 
 まさにオーソドックスな、純粋に疲れを取り除いてくれるメンズエステ。“色気”よりも”技術”で勝負する正統派である。そして技術はもちろん、清潔感と常識を持った女性が施術をしてくれる、基本中の基本のようなお店。料金設定などを誤らなければ、時代が移り変わろうと残るお店であると、私は思う。
 
 ただ欲をいえば、一匙でもいいから”遊び心”がプラスされれば…。「真面目なお店なのに!」というサプライズは、残念ながらなかった(正統派でも男心をくすぐる遊び心があり、よりリーズナブルな店舗は存在する)。ま、良いお店であることに変わりはないんだけどねー。
 
 
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 神田さんに玄関まで見送られ、私はお店をあとにした。中目黒駅前のカフェでコーヒーを飲み、二本の煙草を吸い終えた頃、私の身体はじわじわと重くなってくる。来た。まっとうなマッサージ・トリートメントを受けたあとだけに訪れる、あの”気怠さ“だ。
 
 ツボをついた指圧、”本当に”リンパを流すオイルトリートメントが効果てきめんのよう。この、身体が再起動を求めているかのような感覚を、私はこよなく愛する。
 

 本来なら、水分を十分にとり老廃物を流し休息するのが一番だろう。しかし私はこの気怠さを味わうと、心の友・アルコールを欲してしまう。身体に悪いと自覚しながらも、この状態で飲む酒の旨さといったらない。ふわふわと心が軽くなる酔いといったらない。そして、その夜は深い深い眠りにつくことができるのだ…。
 
 そうか。遊び心なんぞは、他のお店に求めればいいのか。ひとつのお店に、ひとりのセラピストに、全てを求めるべきではないのかもしれない。この優雅な気怠さを味わわせてくれるのなら、それだけでいいのかもしれない。
 
 私はそう考えながら、酒場で一杯の酒にありつく自分を夢想していた。結果的に私は、お店の中でも外でも、彼女に癒されたのである。

 
◆ 管理人のメンズエステ体験記157/アンジュール・アネックス(中目黒)編 [完]
 
※ この体験記は管理人の主観的なものであり体験時の感想には個人差があります。また、同じ店舗でも担当スタッフや選択したコースにより内容が異なるケースもございます。尚、事実無根の批判や誇大な美化表現などは一切しておりません。
 
>>管理人への体験レポート依頼についてはコチラ
 

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